2009年11月11日水曜日

HCD_6 Edward Tafte

今週はエドワード・タフテ氏についての講義でした。
調べてみると「データのレオナルド・ダ・ヴィンチ」という異名をもっているそう(!)。

現在は主に、情報の伝え方を本にする活動をしているそうです(10年に一冊ペース)。

以下、エドワード・タフテ氏の手法。

■MICRO / MACRO Readings
関係性、関連性をわかりやすくする。
例)日本地図と都市の地図の2つがある場合、2つがどのようにつながり、関連しているのかわからないと混乱してしまう。

遠くから見ると○○だけど、近づいてよくみると…!
これをミニWSでやったのですが、全然思い浮かびませんでした…。

■Layering and Separation
異なる情報がレイヤーのように重なっているもの。
重ねると情報が豊かになり、わかりやすくなる。
例)障子と影など

■Small Multipus
一つだけではわからないことも、比較することで違いがわかる。
例)バリエーション
一体だけではどこをどう見ていいかわからないが、複数体あると違いがわかり、選択することもできる。

■Color and Information
色があると異なる表情(情報)を伝えることができる。
例)地図、路線図
色そのものに情報をあたえることでわかりやすく、検索しやすくしている。

■Narratives of Space and Time
図があることですごくわかりやすくなる。
文字だけでは伝わりにくい情報も図にすることでわかりやすくなる。


今回の講義は情報デザインがメインでした。

あまりピンときていなかったけど、同じ研究室の友人からは「研究に使っているよね」と言われて「そういうことか!」と腑に落ちました。
まだまだ勉強が必要です。

2009年11月9日月曜日

新型インフルエンザ

新型インフルエンザかなり流行っているみたいですね。
うちの家族もかかりましたよ!

で、写真はインフルエンザの治療薬「リレンザ」です。
かなりかっこ良かったので写真にとりました。

あまりお世話にはなりたくないですが…。

2009年11月6日金曜日

HCD_5 佐藤雅彦

今週は、現東京芸大教授の佐藤雅彦さんについて講義を受けました。

佐藤さんは、東京大学教育学部を卒業し、電通(営業)に入社。7年後、転局試験に合格してクリエーティブディレクション局に異動したそうです。だからデザインに目覚めてたのは29歳から!

CMランナーとして、湖池屋の「ポリンキー」、「ドンタコス」や「バザールでござーる」、「だんご三兄弟」など、様々なヒットCMやテレビ番組のコーナー企画などを手がけた人です。

佐藤さんの手法として、自分の好きなものを集めてみたら、”枠”というルールを見つけた。
そのルールを使ってデザインをしたりもしたそうです。

その後、仕事が来なかった時はCMのルールを研究し、ヒットするルールを見つけていきました。
しかし、ルールをただ使えば出来上がるものでもありません。

ルール…自分の好きなもの
トーン…ディテール、ニュアンス

その人なりの個性が必要になるのではないでしょうか。

ルールやトーンを研究することは、新しい考えを生み出すことにつながるそうです。

HCD_4

先週はビジョン提案型手法(Senario Based Vision Proposal Design)について。

まず、LEAD USERという手法。
障害をもっている人やお年寄りの声を聴く事で生まれる製品は、誰に対しても使いやすいものだという手法。
実際に手の不自由な人から生まれた箸が、JALのファーストクラスで使われているそうです。


タスクシナリオは、新しい概念が生まれやすい。
インタラクションシナリオは、既成概念にとらわれやすい。

タスクシナリオの例として、目覚まし時計をデザインしなさいと言われると、針があって、ベルがあって…というありきたりな物になりがちです。
しかし、”気持ちのいい朝の目覚めを提供するもの”と言われると、目覚まし時計の新しいものができるのではないだろうか、ということでした。
この話を聴いてなんとなく”メタ視点”って、こういうこと?と思いました。(まだ分かってませんが)

またシナリオについては、以下の3つが必要ということでした。
①ユーザーの本質的価値の抽出
②ペルソナ
③構造化シナリオ