2011年1月15日土曜日

出発展

2月に大学院の有志で展示会をすることになりました。


  学生最後の展示会ということから、
 「一つの区切りの点にしたい」という想いと
 「今後も続けていく」という想いと
 「それぞれの原点や分岐点」という想いを
  あわせて「出発展」という名前になりました。

               青木君のブログより


「出発展」…いい響き!
個人的な展示会は、初めてなので楽しみです。


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「出発展」
http://0975design.blogspot.com/

日時:2/23-2/25
会場:千葉市文化センター5階 市民サロン

2010年6月4日金曜日

TRAVELING BYOBU -今と昔を旅する私-

        事前学習で解説シートを見るようす

「TRAVELING BYOBU」という洛中洛外図屏風を題材にしたWSを実施しました。このWSは京都へ修学旅行へ訪れる中学生を対象にしたものです。今回は大学生5名に実験として参加してもらいました。

目的は教材キット(ミニ屏風、解説シート、PSP)が学習活動のなかで、どのような効果があり、学習を支援できるのかをみました。

※洛中洛外図屏風と京都修学旅行の関係
洛中洛外図屏風は室町時代の京都のまちと市外を描いた屏風です。WSでは屏風で旅行前に昔の京都を鑑賞してイメージしてから、実際に旅行し、今と昔を比べながら旅行することができる。

WSプログラムの構成として3つの段階を設定しました。段階として修学旅行に行く前の学習(事前学習)、そして修学旅行、最後にふりかえりの学習(事後学習)となっています。

事前学習では、まず屏風について説明をうけてから洛中洛外図屏風を鑑賞(ミニ屏風)。
その際に屏風をみて疑問に思ったことなどを付箋に貼りつけ、解説シートで疑問を解消させる。
次に屏風で気になった部分や気に入った部分に、自分を登場させる(デジタルカメラで撮影したものを印刷して貼付ける)

修学旅行。今回は清水寺、八坂の塔、八坂神社、知恩院を回りました。

         八坂神社にてPSPを利用する様子


事後学習
ミニ屏風の上に透明シートをかさね、旅行時の写真を貼付ける。旅行中に撮影した写真を印刷し、透明シートの上から写真を切り抜いたり、コメントやイラストをかき込んでいく。完成後、発表しながら透明シートでふりかえりや出来事の共有化をはかる。



         完成した屏風

今回のWSを通して気づいたことのまとめ
・屏風鑑賞の支援に解説シートは有効である。
・解説シートは紙媒体であるため全体像が把握しやすい。その反面、外には持ち歩きしにくい。
・PSPは全体像がつかみにくく、操作が分かりにくいと。しかし情報を携帯できる利便さがある。
・体験活動を通した学習に効果が期待できそう。
・屏風に表現することによって、より注意深く屏風を鑑賞する。
・予想していたが解説シートだけでは補えない情報が出てきた。研究者のひとに補佐してもらったが、人というツール?コンテンツ?にはかなわないのではないか。
・旅行先(清水寺)で現地の人に由来を尋ねるといった行為もみられた。事前に屏風を鑑賞していたからにつながった結果ではないか。

参加者のコメント
・みんなでシートにペタペタすることで、違った自分では気づかなかった視点で旅行をふりかえれた。
・事前に興味を持ったことは現場に行くと新しい発見があり、事後があるので知識を深められる
・実際に見て回った景色、得た情報と、屏風に描かれた情報の違いを知れたこと。
・普段意識をしていないと屏風・京都と別々に学ぶ場合しかないので、WSを通じて一緒に学べることは大きい。また一方的に歴史を学ぶ訳ではなく、自ら表現する事で自然と興味が深くなる。

課題
・事前学習と修学旅行のつながりの設定が不十分だった。
(訪れる場所を屏風で確認、自分を登場させる、修学旅行で確認などが足りなかった)

今回のWSにはPICKLESのお二人にもサポートしていただきました。ありがとうございました。

2010年3月7日日曜日

MELL EXPO 2010



blog2ヶ月ぶりの更新…。
というのも今年に入ってからtwitterをはじめたのです。
そっちでいろいろつぶやいてると、それで満足してしまっている自分がいるんですよね。でも、やはり詳しい情報はblogにupしていかないとだめですね。


さて、3月6,7日にMELL EXPO 2010に出展してきました。
今回は卒業制作の「洛中洛外図屏風活用キット」の展示と、活用キットを利用したワークショップ「TRAVELING BYOBU -昔と今を旅する私-」の提案をパネル発表。

「活用キット」をつくった(まだまだ修正は必須)までは良いのだけど、やっぱりキットを利用することを想定したプログラムもなければ使用してもらえません。なので、今回は知人の日本美術をテーマにワークショップを提案・活動している「PICKLES」の方に協力してもらい、プログラムコンセプトを一緒に考えていきました。

提案したワークショッププログラム↓


会場では屏風は珍しかったらしく(?)反応は上々でホッとしました。
メディア表現とリテラシーがテーマの発表だったので、もっとアウェイな雰囲気なのかと想像していましたが、
どの方も自分の話を真剣に聞いて聞いてくださって、とても助かりました。
いただいた意見を参考に発展させたいと思います。

でもまだまだ課題はあって、クリアすべく大きな課題は実践場所(京都に修学旅行予定の中・高校)が決まっていないこと!!
どうしよう。。

2009年12月27日日曜日

hCD_11 株式会社コンセント見学


株式会社コンセントさんの見学&ワークショップに行ってきました。
社内には自転車やカウンターがあったりして、バーのような雰囲気!
コンセントさんは主にweb制作やコーポレート事業などを行っているそうです。

今回の内容は、コンセント社長の長谷川さんのお話とワークショップでした。

まずは長谷川さんから会社の紹介と
ワークショップのテーマの「パタン・ランゲージ」についてお話がありました。

クリストファーは環境を分析し、253のパターンに分類したそうです。
このパタン・ランゲージを用いていくことで、心地よいコミュニティを形成することができると、されている。

続いて、今回はその「パタン・ランゲージ」についてワークショップをしました。
コンセントの方と学生でチームになり、自分たちなりのパタン・ランゲージをさがしてみました。

自分たちのチームは、「日帰り温泉の入り方パターン」。
なかなかテーマが決まるまでに時間がかかってしまいました。

なので、パターンの種類を分類できず、「”20代男子における”日帰り温泉の入り方」が正解ですね。

2009年12月19日土曜日

HCD_10 中間発表

人間中心設計特論は自分のデザインの手法を見つけることが、ひとつの課題です。
中間発表では、それぞれの手法を5分程度にまとめ発表しました。

私は「温故新」というテーマで発表。

これまでの私の作品を振り返ってみると、わりと日本文化などからデザインの発想を得ていることに気がつきました。
例)水引香…水引をモチーフに。

そこで「温故知新」という四字熟語を少し変え、
故きを温めて新しく作る「温故新」ということにしました。


ただこれだけでは手法とは言えません…。
どこの、どういうところを、どういうふうにするのかという視点がさらに必要です。


それから、自分のプレゼンはあまりにも説明がなさ過ぎて逆にわかりづらい。
自分以外の人にもわかりやすく例を出しながら説明をしなければいけないと感じました。

2009年12月4日金曜日

HCD_9 GK TECH


今回はGK TECHさんの会社見学でした。

■GK TECHの仕事内容の紹介
■オープンハウス見学
■ディスカッション

■GK TECHの仕事内容の紹介
「ジオ・コスモス」をはじめとした日本科学未来館の展示や「触れる地球」など、これも!これもそうだったの!?という感じで、驚きました。改めてすごい会社だなと感じました。

どの事業も”Tangible”や”Interaction”がキーのように感じました。

■オープンハウス見学
「触れる地球」や「あしあと」(上の写真)など、舞台裏?を見せていただきました。工作機械なんかもありました。

■ディスカッション
見学者の簡単な自己紹介から研究内容まで、話を聞いてもらいました。


■まとめ
「Sience Design – 道具を通して科学技術の面白さを伝える試み

というのが、GK TECHさんの軸のひとつでした。

自分は科学技術ではないけど、歴史などの面白さを伝えようとしている点で共通しているなと感じました(表現のレベルは違いますが…)。

難しくてわかりにくいことを簡単に楽しく伝える技術ってすばらしい。
自分もそういったものができるように勉強していきたい。




2009年12月3日木曜日

HCD_8

■構造

・建築とデザインの違いについて
建築は意匠+構造を考えるのが不可欠。それに対してデザインは意匠のみの場合がある。
また建築は、代表的な建築家を教えるが、デザインでは教えないことが多い。

・構造化コンセプト
☆要素に分解する
例)PC
PCの構成要素である画面、キーボード、マウス…というふうに要素ごとに分解し、それぞれを考えていく。

構造を考えることが重要である。

形態は機能に従うという言葉もあるように、構造から考えるようにしないといけないですね。